OM-1/2(’72年)頃の初期のレンズは先端が銀枠になっており、多層膜コーティングされたレンズは“MC”と刻印されています。
また、ZUIKOの刻印の前のアルファベットは、レンズの構成枚数を表しています。(D:4枚、E:5枚、F:6枚、G:7枚、H:8枚、※ズームレンズにはアルファベット表記は省略されています。)
OM-1n/2n(’79年)頃になると黒枠になり徐々に多層膜コーティングのレンズが増え、黒枠でもレンズ構成枚数のアルファベット表記があるものは単層膜、アルファベット表記が無いものは多層膜と判断出来ます。(ズームレンズは例外。)
(当時のカタログでは、フィッシュアイ8mmF2.8/21mmF3.5/28mmF3.5/シフト35mmF2.8/55mmF1.2/ズーム75-150mmF4/135mmF3.5が単層膜コーティングと記載)
OM-3/4(’83年)頃には、ほとんどのレンズが多層膜コーティング化され“MC”表記も省略されましたが、すべてが多層膜コーティングになった訳ではありません。
(当時のカタログでは、シフト35mmF2.8/ズーム75-150mmF4/135mmF3.5が単層膜コーティングと記載)
この頃、28mmF3.5と55mmF1.2がカタログ落ちしています。
OM-4Tiブラック(’89年)頃になると、135mmF2.8/F3.5、ズームレンズ各種がカタログ落ちしています。
≪多層膜コーティングの存在しないレンズたち〜黒枠・ZUIKO表記でもMCは存在しません。≫
28mm F3.5 / ズーム75-150mm F4 /
135mm F3.5
〜 OM-SYSTEMカタログ1975年〜1998年、OMシステムブック(レンズ篇)1984年
より参照 〜 |
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